先日ブログを開設したのはいいのですが,いざ投稿する,となるとなかなか難しいものでして・・。今しばらくは適当に投稿させていただきますので,しばらくはご容赦いただければと思います。さて本日の表題は「弁護士は先生?」としました。というのは,世間一般に弁護士は,「先生」と言われるのがほぼ定着しております。新人の弁護士でも通常「先生」と言われます。ただ実際に弁護士,というのは「先生」などと言われるようなものなのでしょうか?単純に答えるなら「NO」です。世間一般で言われているので,私もついつい「先生」と言われるのを認めてしまっているのですが,正直内心では「先生」とか言われるのが余り好きではありません。通常「先生」と言われて思い浮かべるのは学校の先生や大学の教授のように人にものを教える人を言うのでしょう。しかし弁護士は,単に法律上の専門知識を依頼者や相談者の皆様方に提供して,その対価を得る専門職でしかありません。もっと端的に言うなら「サービス業」の一種と言えるかも知れません(もっとも品位を損なうことや違法行為の助長をしてはならないなど,弁護士として当然あるべき制限はありますが)。サービス業が「先生」な訳はないですよね。この点については,弁護士職務基本規程22条にも「弁護士は・・依頼者の意思を尊重して職務を行うものとする」とありますし,受任時においてはインフォームドコンセントに務める義務を負うなど(同29条),会則上明記されております。誤解を恐れずにいうのであれば,依頼者の方から怖がられたのでは,依頼者の意思を尊重することなどできませんので,まともな業務になるわけがないのです。従って弁護士に依頼する際,弁護士を「先生」と言って,遠慮して言いたいことも言えずに終わる,というのは望ましくなく,むしろ店で食事を注文するときのように,遠慮なく注文いただければ,と思います。また「先生」と呼ぶと取っつきにくい,と言うことであれば,「笠原さん」でもいいですし,「弁護士さん」と呼んでいただいても結構です。また自分が怖そうだと思ったら,遠慮なく,言っていただければと思います(偉そうに言っていますが自分も結構短気なところがありまして・・。)。ただ正直弁護士は専門職ですし,その意味において時折難しいことは難しい,とはっきり言わせていただくことがあります。こちらもそれが仕事の一つですので,その点だけはご容赦いただければと思います。
先日ブログを開設したのはいいのですが,いざ投稿する,となるとなかなか難しいものでして・・。
今しばらくは適当に投稿させていただきますので,しばらくはご容赦いただければと思います。
さて本日の表題は「弁護士は先生?」としました。
というのは,世間一般に弁護士は,「先生」と言われるのがほぼ定着しております。新人の弁護士でも通常「先生」と言われます。
ただ実際に弁護士,というのは「先生」などと言われるようなものなのでしょうか?
単純に答えるなら「NO」です。世間一般で言われているので,私もついつい「先生」と言われるのを認めてしまっているのですが,正直内心では「先生」とか言われるのが余り好きではありません。
通常「先生」と言われて思い浮かべるのは学校の先生や大学の教授のように人にものを教える人を言うのでしょう。
しかし弁護士は,単に法律上の専門知識を依頼者や相談者の皆様方に提供して,その対価を得る専門職でしかありません。
もっと端的に言うなら「サービス業」の一種と言えるかも知れません(もっとも品位を損なうことや違法行為の助長をしてはならないなど,弁護士として当然あるべき制限はありますが)。
サービス業が「先生」な訳はないですよね。
この点については,弁護士職務基本規程22条にも「弁護士は・・依頼者の意思を尊重して職務を行うものとする」とありますし,受任時においてはインフォームドコンセントに務める義務を負うなど(同29条),会則上明記されております。
誤解を恐れずにいうのであれば,依頼者の方から怖がられたのでは,依頼者の意思を尊重することなどできませんので,まともな業務になるわけがないのです。
従って弁護士に依頼する際,弁護士を「先生」と言って,遠慮して言いたいことも言えずに終わる,というのは望ましくなく,むしろ店で食事を注文するときのように,遠慮なく注文いただければ,と思います。
また「先生」と呼ぶと取っつきにくい,と言うことであれば,「笠原さん」でもいいですし,「弁護士さん」と呼んでいただいても結構です。また自分が怖そうだと思ったら,遠慮なく,言っていただければと思います(偉そうに言っていますが自分も結構短気なところがありまして・・。)。
ただ正直弁護士は専門職ですし,その意味において時折難しいことは難しい,とはっきり言わせていただくことがあります。こちらもそれが仕事の一つですので,その点だけはご容赦いただければと思います。